子供1500万人が被害 世界の紛争、ユニセフ統計

 【共同】国連児童基金(ユニセフ)は8日、今年1年間にアフリカやパレスチナ、イラクなどで武力紛争に巻き込まれて犠牲になったり、難民になったりした子供が最大1500万人に上ったと発表した。

 ユニセフによると、世界で数百人の子供が学校で勉強中または登校中に誘拐されたほか、数万人が武装組織などに徴用されたり、紛争地に送られたりした。教育施設への攻撃や、学校の軍事利用も増えたとしている。

 過激派「イスラム国」が活動するイラクでは少なくとも700人が殺害・処刑されたり、重傷を負わされたりしたとみられ、シリアでは学校が35回以上も攻撃され105人が死亡したという。

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