全世界で「調査リコール」 タカタ欠陥でホンダ

 【共同】ホンダは9日、タカタ製エアバッグの欠陥問題で、米国で実施を決めた調査を目的としたリコール(無料の回収・修理)に準ずる対応を、日本を含めた全世界で取る方針を発表した。既に実施している正式リコールなどとの累計で約1300万台に上る見通し。日本では乗用車6車種、計約13万5000台が対象となり、12月下旬から顧客に通知を開始する。

 マツダも9日、タカタ製エアバッグの調査目的のリコールを、米当局の要請によって全米規模に拡大することを決めた。累計で約33万台になる見通し。

 米国で実施した調査目的のリコールは、不具合の原因が分からなくても自主的に自動車を利用者から回収する措置。日本では法制度や過去の運用例がないという。利用者は正式なリコールと同様に無償で修理を受けられる。

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