ネット環境、日本は19位 北欧上位、監視リスク増大

 【共同】インターネットの有効利用を促進する国際団体「ワールド・ワイド・ウェブ財団」は11日、世界86カ国を対象にネットの普及度や透明性などを指標化した今年のネット環境ランキングを発表、デンマークが総合1位となった。日本は19位(昨年は13位)だった。

 2位にフィンランド、3位にノルウェーが入るなど北欧諸国が上位を占めた。当局によるネット監視を防ぐ法的整備が不十分と判断された国は調査対象の8割を超え、昨年の6割超から上昇。同財団は「ネット利用者が政府による監視を受けるリスクは増大している」と懸念を示している。

 インターネットの基幹技術の開発者で同財団の設立者でもあるティモシー・バーナーズリー氏は、ネットを安全かつ自由に利用できる環境の確保は「基本的人権」とみなされるべきだと指摘、利用者のプライバシー保護の必要性を強調した。

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