対立構図、変化に期待 ブラジル提案に注目

 【共同】地球温暖化対策の新たな国際枠組みを議論するペルーのリマでの気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で、「先進国」と「発展途上国」という20年来の対立構図が大きく変化する期待が高まっている。

 来年末にパリのCOP21で合意を目指す新枠組みでは、各国の事情や発展の度合いに応じてさまざまなタイプの温室効果ガス削減目標が認められる見通し。期限まであと1年と迫ったリマ会議では、先進国と途上国という単純な2分法の見直しに向けた議論が従来になく活発化している。中国やインドなどの新興国に他の途上国より大きな責任を担ってもらい、排出削減を促すのが大きな狙いだ。

 各国の交渉関係者やNGOが注目するのが、リマ会議に先だって新興国の一つであるブラジルが提案した「同心円方式」と呼ばれる目標設定の考え方だ。中心部には日本や欧州連合(EU)、米国など長期間にわたって多くの二酸化炭素(CO2)を排出してきた先進国が位置し、周縁部を発展途上国が取り巻くイメージ。開発が進んで経済成長を達成し、排出量も急増している新興国などは次第に中心に近づいていき、より厳しい温暖化対策が求められる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る