国会の監視、先送りに 秘密保護法既に施行

 【共同】特定秘密保護法の運用をチェックする衆院の「情報監視審査会」設置をめぐり、24日召集の特別国会では委員の選任ができず、通常国会が召集される来年1月以降に先送りされることになった。19日の衆院各派協議会で与野党の折り合いがつかなかった。逢沢一郎座長は記者団に「特別国会での選任は事実上困難な状況だ」と述べた。

 秘密保護法は既に10日に施行。恣意的な秘密指定に歯止めをかけるために設置される国会の監視役の始動は、衆院解散・総選挙の余波で、大きくずれ込むことになった。

 機関設置の与党プロジェクトチーム座長を務め、24日に衆院議長に選出される自民党の町村信孝元外相は19日、「通常国会が始まれば、審査会をできるだけ早く立ち上げなければならない」と記者団に強調した。

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