来年度から大企業負担増 後期高齢者医療の支援金 給与に応じた支払いに
- 2014年12月19日
- 日本発ニュース
【共同】厚生労働省が検討中の医療保険改革案の概要が19日、分かった。75歳以上の後期高齢者の医療費を賄うために現役世代が支払っている支援金の負担方法で、給与水準が高い大企業の従業員や公務員の負担が増える「総報酬割」を、来年度から段階的に拡大する。給与水準に応じて負担する割合は現在、3分の1にとどまるが、早ければ2017年度にも全面的に総報酬割とする。
給与が高い人たちがより多く支払うことによって、高齢者の医療費を支える仕組みにする。大企業の健康保険組合全体では支援金額が1500億円、公務員共済では1千億円それぞれ増える。
その分、中小企業の従業員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)が負う支援金は少なくなる。協会けんぽには国の補助を出しており、これを減らすことができるため、浮いた分を財政が悪化している国民健康保険などに投入する検討を進めている。政府内では、総報酬割の割合を現行の3分の1から来年度に2分の1とし、16年度には3分の2に高める案が浮上している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ