14日に米イラン外相会談 核問題で妥協点探る

 【共同】国務省は9日、ケリー長官が14日にジュネーブでイランのザリフ外相と核問題をめぐり直接会談すると発表した。15日からの米イランの2国間次官級協議を前にたたき台となる案について話し合う。

 核問題の包括解決を目指す欧米など6カ国とイランの交渉の一環。18日には全体会合が開かれる。一連の協議では、3月下旬までの枠組み合意を目指し、イランが製造した低濃縮ウランをロシアに搬送する案を軸に妥協点を探るとみられる。

 ケリー氏はこれに先立ちインドを訪問。経由地のドイツ・ミュンヘンで10日、米イランの仲介役を果たしてきたオマーンのカブース国王とも会談する。15日にはブルガリアを訪問し、ウクライナ情勢を踏まえた安全保障協力やエネルギー問題を協議する。

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