地下鉄サリン、無罪を主張 オウム高橋被告初公判
- 2015年1月16日
- 日本発ニュース
【共同】1995年3月の地下鉄サリン事件で殺人罪などに問われた元オウム真理教信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判が16日、東京地裁(中里智美裁判長)で始まり、高橋被告は「まかれたものがサリンとは知らなかった」と共謀、殺意を否認し、無罪を主張した。
猛毒VX襲撃事件の殺人罪と殺人未遂罪や、公証役場事務長の監禁致死罪についても無罪を主張。事務長の拉致や遺体損壊、東京都庁小包爆弾事件で製造を手伝ったことは認めた。地下鉄事件の裁判員裁判は初めてで、4月下旬に判決が言い渡される。
高橋被告は事件後約17年間逃亡を続け、2012年6月、都内で発見、逮捕された。13人が死亡、6000人以上が負傷した地下鉄事件では、日比谷線車内にサリンを散布した元教団幹部豊田亨死刑囚(46)を車で送迎したとして起訴された。
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