揺れる中南米の左派諸国 米キューバ国交交渉で

 【共同】社会主義国キューバが米国との国交正常化交渉を開始したことで、親キューバを旗印にしてきた中南米の反米左派政権が揺れている。ベネズエラは引き続き中国との関係深化を図るが、ボリビアは対米関係改善への意欲を隠さず、結束を誇ってきた左派諸国に足並みの乱れが見え始めた。

 「帝国主義的・覇権主義的な野心のない超大国だ」。ベネズエラのマドゥロ大統領は1月上旬、中国と中南米諸国のフォーラム出席のため北京を訪問。原油価格急落で深刻な影響を受ける産油国のベネズエラに、インフラ整備費など200億ドル(約2兆3600億円)以上の投資を約束した中国を持ち上げた。

 ベネズエラはキューバに原油を安く提供してきたが、カリスマ性を誇ったチャベス前大統領が2013年3月に死去して政権求心力が低下し、原油安で財政も切迫。もはやキューバにとって安定した支援国ではない。キューバが米国と秘密接触を始めたのはチャベス氏死去から間もない同年6月のことだ。

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