米国産コメ輸入増検討 TPP、年5万トン程度

 【共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉で、政府がコメの市場開放を迫る米国に対し、米国産の主食用米の輸入を年間5万トン程度増やす案を提示したことが30日、分かった。コメの不作に備えて確保している「政府備蓄米」の量を増やし、ミニマムアクセス(最低輸入量)米とは別枠で米国産米の輸入を増やす案が浮上している。

 交渉の早期の大筋合意を達成するため、主食用米の輸入増を求める米国に譲歩する。農家が多い主食のコメは関税で輸入品との競合を避けたい「聖域中の聖域」(自民党農林族)となる農産品で、農業団体や自民党農林族の反発が予想される。

 TPP交渉はニューヨークで首席交渉官会合を開催中で、大筋合意の場となる閣僚会合を開けるか議論している。交渉を主導する日米の協議は日本が牛肉関税の大幅な引き下げを提案するなど、大詰めに入っている。

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