モバイル・データ、身体装着型端末で激増 〜 シスコ、2019年までに18倍
- 2015年2月5日
- ハイテク情報
身体装着型端末の人気によって、モバイル・データ転送量は激増が確実視される。シスコ・システムズ(Cisco Systems)が毎年恒例のデータ転送動向予想のなかで明らかにした。
コンピュータワールドが報じたシスコの予想によると、世界市場で使われる身体装着型端末の数は2019年までに5億7800万に達し、2014年の1億0900万から5倍以上に増える見込みだ。しかし、モバイル・データの転送量は18倍にも激増する、とシスコは予想する。
その背景には、スマートフォンとの連動によって機能するスマート腕時計やそのほかの身体装着型端末が取得データをスマートフォンに転送するためという要因がある。実際に、身体装着型端末と連動するスマートフォンのデータ転送量は、スマートフォン単体より月間で6倍の転送量をすでに記録している。
シスコによると、モバイル接続機器は2019年までに115億台に達し、そのうちの83億台はスマートフォンとタブレット、そしてラップトップによって占められる。
残りの32億台は、M2M(machine-to-machine)通信につながる機器類で占められると予想される。シスコの調査では、スマート腕時計や無線身体装着型カメラ、フィットネス追跡機器はM2Mに分類されている。
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