全汚染水処理設備が稼働 福島第1原発

 【共同】東京電力は20日、福島第1原発で高濃度汚染水から放射性物質のストロンチウムを除去する装置の運転を開始したと発表した。多核種除去設備(ALPS)を含め、汚染水を浄化するために当初計画していた7種類の設備全てが稼働したことになる。

 運転開始したのは「第2モバイル型ストロンチウム除去装置」と呼ばれる設備の2系統で、ストロンチウムを最大で千分の1程度まで取り除くことができる。さらに2系統が近く、稼働する予定で、4系統で1日計1920トンの汚染水処理が可能となる。

 東電によると、19日時点で構内の地上タンクに保管されている高濃度汚染水は約22万トン。トリチウム以外の62種類の放射性物質を除去するALPSは、既設の3系統と増設3系統、高性能1系統を使っても1日計2000トンの処理しかできない。

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