iPSから軟骨作製 関節損傷ブタで有効性確認

 【共同】人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、膝などの関節の「軟骨組織」を作り、軟骨を損傷したミニブタの関節に移植して体重を支えることに京都大の妻木範行教授(細胞誘導制御学)らのチームが成功し、26日付の米科学誌電子版に発表した。iPS細胞から軟骨組織を作製したのは世界初としている。

 妻木教授は「さらに安全性を確認する必要があるが、人に移植する方法の基礎を確立した」と話す。関節軟骨の新たな再生医療として4年以内に臨床応用したいという。

 軟骨組織は、膝などの関節の骨を覆い衝撃を吸収する働きがあり、軟骨細胞とそれを支えるタンパク質などから構成される。スポーツでのけがや交通事故で一部が欠けた場合のほか、加齢に伴い変形性膝関節症などになって組織が線維状に変化すると、関節をスムーズに動かせなくなる。

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