マラリアの薬剤耐性解明 原虫の飢餓回避、岡山大

 【共同】マラリアを引き起こす原虫が、治療薬への耐性を獲得する鍵となるタンパク質の働きを岡山大薬学部のチームが解明し、米科学アカデミー紀要電子版に3日発表した。

 チームによると、鍵となるタンパク質は原虫の消化器官から栄養物質を輸送し、栄養源として利用できるようにしていた。治療薬は輸送を邪魔して、原虫を飢餓状態にするのが薬効の一つとみられ、鍵タンパク質はこれを回避し耐性を獲得していた。この働きを阻害すれば新薬開発につながるとしている。

 チームは、耐性のある原虫には、「PfCRT」というタンパク質を作り出す遺伝子に変異があることに注目。変異型のPfCRTタンパク質を独自手法で大量に作り、解析するのに成功した。

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