前長官、メールを独自管理 共和攻勢、大統領選影響も

 【共同】クリントン前国務長官が在任当時、公務に私用メールアドレスを使っていた問題でAP通信は4日、前長官がニューヨーク郊外の自宅住所を登録先とするサーバーで独自にメールを管理していたと報じた。当局による文書管理が行き届かない恐れが強まり、公文書の保全や情報管理上、重大な懸念も出そうだ。

 2016年の次期米大統領選で民主党の最有力候補と目される前長官に新たな醜聞が出たことで共和党は一斉に攻撃を強めており、選挙に影響を与える可能性もある。

 米メディアによると、私用アドレス利用は、12年のリビアでの米領事館襲撃事件を調査している下院特別委員会が最初に発見。同委は4日、事件に関わる前長官の通信記録を議会に提出するよう国務省に求めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る