野依理研理事長が辞任へ STAPで給与返納

 【共同】STAP細胞問題で揺れた理化学研究所で、野依良治理事長(76)が任期途中に辞任する意向を示していることが6日、関係者の話で分かった。在任期間の長さや高齢であることなどを理由にしているという。

 小保方晴子氏によるSTAP細胞の論文不正をめぐって、経営上の責任を取り給与の一部を自主返納していた。理研広報室は取材に対し「野依理事長は『人事のことなのでお話しできない』と述べている」と説明した。

 野依氏は、理研が独立行政法人になった2003年10月に初代理事長に就任し、現在は3期目。任期は理研の中期計画に連動しており、18年3月末までとなっている。理事長の任命権は、文部科学相にある。

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