消費者の69%がアップルウォッチ敬遠

 アップルが4月24日に発売する同社初の腕時計型端末「Apple Watch(アップルウォッチ)」について、消費者の大半は関心がないことが、ロイター通信とイプソスの共同調査で分かった。

 オンライン調査に答えた国内1245人のうち、69%はアップルウォッチを「購入したい商品」に挙げなかった。調査はアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が同商品の詳細を公表した9日から13日まで行われたが、アップルウォッチを知っていた割合は半数程度にとどまった。

 それでもアップルにとって朗報は、多機能携帯電話「iPhone(アイフォン)」を持っていない人のうち、約13%がアップルウォッチ購入を含めてアイフォンの購入を考えていると答えたことだ。ウォッチはアップルが5年ぶりに発売する新製品で、クックCEOの手腕が問われる。

 アップルウォッチは、アイフォンと連動して通話や電子メールの送受信、地図の表示や心拍数の計測などができる。価格は、スポーツ向けの349ドルから18金を使った高級モデルの最高1万7000ドルまで幅広く設定されている。

 業界では既にサムスン電子やソニー、LG電子もウェアラブル(装着可能)なスマートウォッチを投入している。しかし今回の調査では、回答者の52%がスマートウォッチを「一時的な流行」と見ていた。

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