iPS、次は他人の細胞で 網膜組織、2年後めど
- 2015年3月20日
- 日本発ニュース
【共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の病気の治療を目指す世界初の臨床研究を進める理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは20日、昨年9月の1例目に続く2例目以降は、備蓄したiPS細胞を使って行うとの計画を明らかにした。
患者自身のiPS細胞をその都度作るのに比べ、格段にコストが下がり、期間も短縮できるため、将来の普及につながるとしている。2年以内にはiPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞を患者に移植したいという。
他人のiPS細胞から作った細胞では拒絶反応が懸念されるが、京都大が、拒絶の起きにくい特殊な型の細胞を持つ人から作った高品質なiPS細胞の備蓄計画を進めている。同様のiPS細胞を使いサルで行った実験では良好な結果を得つつあり、拒絶反応を抑える薬剤は不要か少量でよい可能性があるという。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ