シュルンベルジェ、1万1000人を追加削減
- 2015年4月17日
- 米国ビジネス
油田開発・サービス世界最大手のシュルンベルジェ(Schlumberger、テキサス州)は16日、従業員1万1000人を追加削減すると発表した。北米を中心とした事業の低迷長期化と値下げ圧力に対処するのが狙い。
ロイター通信によると、シュルンベルジェは2月、全従業員の7%に相当する9000人を削減すると発表していた。今回の追加削減で総数は約15%の2万人となった。同社の第1四半期売上高は前年同期比約9%減の102億5000万ドル、純利益は38.8%減の9億7500万ドルとなったが、「積極的なコスト管理」が奏効して利益は市場予想を上回った。
同社は3月、国内における資源採掘事業の回復の遅れを予測した上で、シェール油業界が原油安を背景に従来の多額投資の見直しを迫られていると警告した。2015年の石油・天然ガス探鉱開発(E&P)投資については、北米で30%以上、海外では約15%減少すると予想している。
シュルンベルジェはこのほか、15年の資本支出計画を当初の30億ドルから約25億ドルに削減した。1Q売上高のうち、3分の2を占める海外事業は8%、北米は12.5%落ち込んだ。
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