改革遅れ揺らぐ米国の地位 IMFへの不満強まる

 【共同】米議会の反対で国際通貨基金(IMF)改革が大幅に遅れ、新興国の不満が強まっている。中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に各国が参加する一因にもなり、戦後の国際金融体制を主導してきた米国の地位が揺らいでいる。

 IMFは2010年12月、新興国の経済成長を反映し出資比率を引き上げる改革を決めた。実現すれば中国の出資比率が現在の6位から3位に浮上。インドやロシアも10位以内に入り、新興国の発言権が高まる。

 この改革の発効には合計で85%以上の議決権を持つ国の賛同が必要だ。15年4月時点で約77%が同意しているが、約17%を持ち事実上の拒否権を保有する米国の承認が遅れ、4年以上もたなざらしのままだ。

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