クリントン氏、相次ぐ不安 外国献金問題で追及

 【共同】次期大統領選に出馬表明した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官の関係財団が外国政府から多額の献金を受けていたことをめぐり、メディアや共和党の追及が本格化してきた。長官時代、公務に私用メールアドレスを使っていた問題に続く不安材料となっている。

 この財団は夫のビル・クリントン元大統領が主宰し、温暖化や貧困への対策、女性の地位向上に取り組んできた慈善団体「クリントン財団」で、前長官は12日の出馬表明に合わせて理事職から退いた。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、保守系作家ピーター・シュワイツァー氏は前長官周辺の資金の流れを追った「クリントン・キャッシュ」を5月に出版する。元大統領に多額の講演料を払ったり、財団に献金したりした外国政府や企業がクリントン長官時代の国務省から有利な取り計らいを受けていたと主張しており、共和党側は発売前から「出馬する資格があるのか、有権者に疑問を抱かせる」(ポール上院議員)と攻撃を強めている。

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