IBM、上海に設計スタジオ 〜 顧客企業向けデジタル・ソリューションを開発
- 2015年5月28日
- ハイテク情報
IBMは27日、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)や大規模データ(big data)、モバイル、クラウドに関する独自技術を使ったデジタル・ソリューション群を顧客企業と共同開発するためのスタジオを上海に開設した。
IBMはそういったスタジオを運営することで、設計技術者やデジタル技術専門家たちを引きつけることも狙っている。
ビジネス・クラウド・ニュースによると、IBMの楊浦(Yangpu)と張江(Zhangjiang)の両事務所に新設された同スタジオ拠点は、地域のIBMデザイン&双方向体験(IBM Design and Interactive Experience)という複数の班をはじめ、デジタル・サービス設計者および開発者たちの詰め所となる。
「法人向け技術に対する利用者の期待は、次から次に登場する機器やアプリケーションによって目まぐるしく変化している」とIBMデザインのフィル・ギルバート統括責任者は話す。
「世界各都市にあるわれわれの設計スタジオは、顧客企業の体験を土台として、法人向け技術開発に関するすべてのことに新設計を注ぎ込み、法人向け技術の創造と進化に向けた取り組み方を変えるものだ」。
上海スタジオは、医療や金融、小売といった業界の顧客企業とともに新たなデジタル技術を開発および設計する最前線として機能する。
IBMは現在、世界の各都市で約20の設計スタジオを運営している。
同社は2015年に入ってからは、ロンドンのサウスバンクに設計スタジオを開設しており、上海スタジオは今年2ヵ所目だ。
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