ブラウン管の価格談合で和解〜東芝、パナソニックなど5社

 テレビやパソコン用ブラウン管(CRT)の価格談合をめぐり、米消費者が東芝、パナソニック、日立製作所、韓国のサムスンSDI、オランダのフィリップスのメーカー5社を訴えた集団訴訟で、5社は1日までに、総額5億2800万ドルの和解金を原告側に支払うことで合意した。

 ロイター通信によると、製品を購入した原告らは2007年から08年にかけて各社を訴え、年内に陪審による集団訴訟の審理が始まる予定だった。

 カリフォルニア州の連邦地裁に提出された書類によると、サムスンSDIは2億2500万ドル、フィリップスは1億7500万ドルを支払う。パナソニックと日立、東芝もそれぞれ和解案に同意した。

 サムスンは11年、司法省や公取当局による価格談合捜査に対して罪を認めていた。当局によると、サムスンSDIの幹部らは台湾、韓国、マレーシア、中国などで談合し、ブラウン管の価格設定や市場シェアの配分を行った。

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