オートリブ、エアバッグ増産へ〜タカタのリコール拡大受け

 タカタ製欠陥エアバッグの米国でのリコール(無償の回収・修理)対象がほぼ倍増に拡大したのを受け、スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブ(Autoliv)はエアバッグの増産態勢に入った。

 ロイター通信によると、タカタはこのほど、エアバッグのリコール対象を1700万台追加し、米国内で自動車では過去最大のリコールとなる約3400万台に拡大すると発表した。

 オートリブの広報を務めるトーマス・ジョンソン氏は、リコール拡大による「需要の急増を受け、ただちに生産能力を押し上げて業界に供給する準備は整っている」と話した。

 エアバッグとシートベルト製造世界最大手のオートリブは1月、当初のタカタによるリコールの決定を受け、2015年と16年に最高25万台のエアバッグを追加生産する目標を掲げた。

 オートリブは第2四半期からホンダにエアバッグの供給を開始したが、下半期から16年にかけて供給量を増やす計画だ。

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