シスコとスプリント、IoT事業に着手 〜 カンザス・シティーとの提携で

 ミズーリ州カンザス・シティーは8日、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)を都市サービスに応用する計画に向けて、シスコ・システムズ(Cisco Systems)ならびにスプリント(Sprint)と契約を締結した。

 ビジネス・クラウド・ニュースによると、シスコはそれを受けて、自社のスマート+コネクテッド(Smart+Connected)無線通信網とモバイル・アプリケーション・サービス群を提供する。

 シスコはまた、スマート街灯やデジタル・キオスク、スマート水道管理といった社会基盤に関するアプリケーション群を開発する生態系を提携各社との協力によって構築する。

 シスコはその一環として、提携先の一社であるシティーポスト(CityPost)との協業によって、双方向のスマート・サインズ(Smart Signs)という標識類をスマート・シティー網に組み込む。スマート・サインズをスマートフォンと連携させるとともに、リアルタイム位置情報を加味させた各種の通知機能に加え、市内の安全性を高めるアプリケーション群の開発を強化する。

 一方、ソフトバンク傘下のスプリントは、シスコ製のハードウェアを実装し、IoT接続性のプラットフォームの基幹回線として機能するワイファイ接続網を構築し、その管理システムを提供する。

 同計画の第一段階は2015年末に着手される見通しだ。

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