「後発」アップル挑む市場 音楽の定額配信

 【共同】iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)など時代を先取りする携帯端末を次々に世に送り出してきたIT大手アップルにとって、8日に発表した定額制の音楽配信サービスへの参入は「後発」となる。強いブランド力を武器に市場を主導できるかどうかは未知数だ。

 既存の定額配信サービスで知名度が高いのは、スウェーデン発祥のスポティファイと米パンドラ・メディアの2社。両社とも楽曲のデータを受信しながら逐次再生する「ストリーミング」でサービスを提供している。この方式はデータを端末に保存する「ダウンロード」に代わり音楽配信の主流になっている。

 アップルも無料の音楽配信「アイチューンズ・ラジオ」でストリーミング方式を採用しているが、米国人の評判はいまひとつ。楽曲の合間にCMが挟まるほか「選曲が良くない」(30代男性)との声も。「友人の集まるパーティーで音楽配信サービスを使うことが多く、スポティファイに人気がある」(20代女性)といい、かかる曲のセンスも問われているようだ。

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