米ロ、すれ違い深刻 東欧支援が刺激

 【共同】オバマ政権は、ロシアのプーチン大統領が年内に大陸間弾道ミサイル(ICBM)40基以上を追加配備する方針を示したことに懸念を深めている。ウクライナ情勢を踏まえ、東欧やバルト諸国防衛に対する米国の戦車などの配置検討がロシアを刺激した形。ケリー米国務長官の16日の批判もあり、米ロのすれ違いは深刻さを増している。

 「誰も冷戦時代のような状態には戻りたくないはずだ。強大な国の指導者はこんな発言をすべきでない」。ケリー氏は、核軍縮の取り組みに逆行するプーチン氏の発言を厳しく批判した。

 オバマ氏は「核兵器のない世界」を訴え、2009年にノーベル平和賞を受賞した。核戦力を強化する姿勢を示したプーチン氏の“挑発”をかわし、本来なら世界をリードするはずの米ロ相互の核軍縮路線を早期に正常化させたいのが本音だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る