3D印刷でグミが作れる〜独の製菓会社が実演販売

 ドイツの製菓会社カチェス(Katjes)は、さまざまな形や味のグミキャンディが作れる食品用3Dプリンター「マジック・キャンディ・ファクトリー」を開発し、ベルリンの店舗カチェス・カフェ・グリュン・オー(Grun Ohr=緑の耳)で実演販売を行っている。

 ロイター通信によると、来店客は動物や文字など14種類のデザイン見本から好きなパターンを選び、好みの色やフルーツ味にすることができる。同社の3Dプリンターは、温めてペースト状にしたグミの材料をノズルから細長い線状に絞り出し、ノズルを移動させながら形や文字を描いていく。

 絞り出された材料はすぐに乾燥して固まるため、線を上に重ねて立体を作ることもできる。従来のキャンディ生産方法では、違った物を作る場合はある程度大量に生産しなければならなかったが、3Dプリンターなら客1人ひとりが違うキャンディを作れる。

 カチェスの店では、こうした一品物のキャンディを1つ5ユーロ(言葉や名前を入れる場合は11ユーロ)で販売しており、現在はベルリン店だけだが今後は欧州の他都市でも提供していく。

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