“解禁前”就職内定34% 日程繰り下げで企業焦り?

 【共同】来春卒業予定の大学生・大学院生の就職内定率は6月1日時点で34.5%に上ったことが24日、就職情報会社リクルートキャリアの調べで分かった。経団連は政府の要請を受け、面接などの選考活動や事実上の採用内定の解禁を今回から4年生の8月に繰り下げる指針を出したが、“解禁破り”が相次いでいる実態が浮き彫りになった。

 政府は他の経済団体にも日程順守を呼び掛けているが、景気回復で企業の採用意欲が高まっており、中小企業を中心に学生の確保を急ぐ動きが相次いだ。2015年卒では選考解禁1カ月前の時点で内定率は5.5%にとどまっていたが、日程変更で解禁前に内定を出す企業が大幅に増えた。

 調査は6月2~8日にインターネットで実施し、大学生1268人、大学院生438人が回答した。就職希望者のうち内定を得た学生の割合を示す内定率を男女別でみると男子が36.9%で、女子が31.4%。文理別では文系が33.3%、理系が36.8%だった。

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