三木谷氏、リフトの取締役会に加わる 〜 シリコン・バレーへの進出を積極化
- 2015年6月24日
- ハイテク情報
楽天創業者の三木谷浩史最高経営責任者(CEO)は23日、リフト(Lyft、サンフランシスコ拠点)の取締役会に加わることを明らかにした。同氏は、リフト取締役会の6人目となる。
サンフランシスコやオースティン(テキサス)といった米国内の65都市でモバイル配車サービスを展開するリフトは、ウーバー(Uber)の競合社。
ニューヨーク・タイムズによると、リフトが総額5億3000万ドルの資金調達を3月に成功させた際、その調達ラウンドを率いたのが楽天で、リフト取締役会での議席獲得は、米投資業界とシリコン・バレー業界への進出を積極化させる三木谷氏の姿勢をうかがわせる動きと言える。
2012年創業のリフトは、国際展開が派手なウーバーに比べて、米国内市場の開拓に集中する戦略をとっている。リフトの経営陣は以前に、国際展開を視野に入れていることを暗示したこともあったが、現在までそれについて言及したことはない。
今回、三木谷氏が取締役会に加わったことで、リフトのアジア市場展開が延長線上にあるのではないかという憶測もある。
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