レクサス、ホバーボードの試作品を作製 〜 消費者向けには商品化されない

 ホバーボード(宙に浮く板状の移動器具、スケートボードから車輪を取り除いた形状)の可能性について、一部の技術専門家は「未来永劫不可能」と断言し、別の一部の専門家らは「少なくともあと半世紀は無理」と話す。

 しかし、テック・ニュース・ワールド誌によると、トヨタのレクサス部門は24日、磁気浮上を活用したホバーボードの試作品を発表し、関心を集めている。

 試作品は、液体窒素で冷却された超伝導体と永久磁石によって浮上するという原理で、レクサスは、「これまでに開発されたもっとも先進的なホバーボードの一つ」と説明した。

 レクサス・インターナショナルのリー・アン・セッション広報担当によると、レクサス・ホバーボードは消費者向けではなく、現在、「提携各社と共同開発中の単なる試作品」だと述べ、何らかのかたちで業務利用する市場を想定していることを暗示した。

 レクサス・ホバーボードが近未来に消費者向けに発売される可能性はまったくないものの、類似の技術がほかの技術企業によって活用されてスポーツの一部として商品化される可能性はある。

 ホバーボード技術を研究している企業はレクサス以外にもあり、また、米軍でも類似技術を研究している。

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