中国ベンチャー、スマート錠を開発 〜スマートフォンに依存しない仕組み

 北京を拠点とする新興企業のオラ(Ola)は、ブルートゥースと指紋認証を利用したスマート錠を開発した。

 テックハイブ誌によると、同名のスマート錠は、ドアノブに指紋認証検知器がついており、利用者の親指指紋を検知し、登録指紋と合致すると解錠する仕組みだ。

 利用者は、自身の指紋を最初に登録する際に、オラが開発したソフトウェア「ダー(duh)」をスマートフォンにダウンロードする。同ソフトウェアを使ってオラのQRコードを登録し、自身の指紋を登録すれば完了。ブルートゥースを使ってその情報がオラに送信されると、その後に携帯電話を使う必要はない。

 オラ自体は単三電池で稼働し、電池は2〜3年持続する。さらに、電池が切れても、USBによって電力を外部から一時的に補給できる。

 オラは、スイスのフィンガープリント・カーズが開発した指紋認証検知器を採用している。同検知器は、ラジオ波を使って皮膚下にある指紋の紋様を読み取るのが特徴で、それによって読み取り精度を向上させた。

 また、友人や家族が解錠できるよう、ダーを使って一時的に鍵をつくる機能もある。一時的な鍵が不要になれば、スマートフォンのブルートゥースを使って解除できる。

 スマート錠市場は昨今、注目されている市場の一つで、さまざまの技術がすでに出回っている。しかし、これまでのスマート錠のほとんどは、スマーフォンに依存する仕組みだ。そうしたなか、オラの場合、利用者が指紋を最初に登録する際にスマートフォンを必要とするだけで、その後は解錠にスマートフォンを使わない。

 オラは、クラウドファンディング最大手のキックスターターを使って開発資金を募っている。オラの価格は179ドルで、同サイトでは159ドルから投資を集めている。

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