イスラエル諜報機関、フォックスコンもハックか 〜 カスペルスキーの見立て

 イランの核開発プログラムをめぐる国際協議の会場となったホテルに対するハッキング疑惑がかけられているイスラエルの諜報機関は、台湾の電子機器受託生産大手フォックスコンのコンピューター・システムにも侵入した可能性があるとみられる。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、モスクワのサイバーセキュリティー大手カスペルスキー・ラブは最近、新しいデジタル・スパイウェアに関する調査報告書を発表し、イスラエルのサイバースパイが使ったハッキング・ツールについて、イスラエルの情報機関のものだと米情報機関が考えているツールに酷似すると指摘した。

 さらに、先日発表された詳細情報によると、「デューク(Duqu)2.0」と呼ばれる同マルウェアは、フォックスコンが承認したソフトウェアを装っており、ハッカーはフォックスコンからデジタル認証を盗んで使用したとみられる。

 技術大手らは、ウェブ閲覧やソフトウェア更新時の暗号化された接続認証に、そういったデジタル証明書を使っている。コンピュータはそうした証明書を信用するようプログラムされているため、それがあると利用者のパソコンに簡単に侵入できる。

 カスペルスキーによると、同じフォックスコンの証明書を使ったハッキング・ツールはほかに見つかっていないため、「証明書が流出して複数のグループに使われた可能性はない」と断定。

 また、それらの証明書にアクセスできるのはデュークを使ったハッカーのみであるとみられることから、フォックスコンをハックしたのは証明書を入手するためだったと考えられる。

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