ソフトウェア定義基幹施設への移行を強化 〜 BoA、対応の柔軟化を目指す

 バンク・オブ・アメリカ(Bank of America=BoA)は、IT基幹施設のソフトウェア定義アーキテクチャー対応を2013年から進めている。すでに約1600の作業負荷をソフトウェア定義基幹施設で稼働している。同社ではそれを2015年末までに約1万2500に増やす計画だ。

 同社のデイヴィッド・ライリー最高技術責任者(CTO)は、「ソフトウェア定義アーキテクチャーでは、あらゆるソリューションをAPI(application programming interface)経由で簡単にプラグインできる」と説明。ソフトウェア定義アーキテクチャーの導入は、素早い変化に対応するために必要という見解を示した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、バンク・オブ・アメリカはソフトウェア定義技術スタックについて、独自のスタックと、オープンスタック(OpenStack)基盤の別のスタックの2種類を導入している。

 ライリーCTOによると、各スタックにどの作業負荷を割り当てるかが現在の課題の一つだ。

 また、アプリケーション設計原則を明確、かつ新たなセットアップに対応可能なものとすること、さらに「(開発者は)きょうだけでなく恒久的に利用可能のコードを書き、そのほかのソリューションも簡単に適用できるようにすることが大事」と語った。

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