ペイパルがナスダック再上場〜イーベイから独立、時価520億ドル
- 2015年7月21日
- 米国ビジネス
オンライン決済サービス大手ペイパルは20日、インターネット通販・競売大手イーベイからスピンオフ(分離・独立)し、ナスダック株式市場に再上場した。今後の成長期待から一時42.55ドルと11%上昇し、時価総額は約520億ドルに達した。
ロイター通信によると、ペイパルは2002年、同年ナスダックに上場したイーベイに約15億ドルで買収された。ペイパルの決済サービスはカード情報の入力を省けるなど手軽さが特徴で、利用者は世界で1億6900万人に上る。イーベイ全体の業績をけん引してきたが、イーベイ以外の通販サービスとの提携など今後の事業機会を広げるため分離された。
20日はペイパル株の上昇に反し、イーベイの株価は一時4.7%下落。時価総額は約320億ドルとなりペイパルを下回った。その後は値を戻して約1.9%高で推移した。
ペイパルの14年売上高は約80億ドル。今年1〜3月期に四半期売上高でイーベイの通販・競売事業を初めて逆転した。
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