シティバンク、7億ドル支払い〜カード不正慣行で命じられる

 シティグループ傘下のシティバンクは21日、クレジットカードをめぐる不正慣行で消費者に不利益をもたらしたとして、消費者金融保護局(CFPB)から7億ドルの救済金支払いを命じられた。

 ロイター通信によると、CFPBは2010年成立の金融規制改革法(通称ドッド・フランク法)に基づき、ウォール街改革と消費者保護を目的に設立された連邦準備制度理事会内の独立機関。近年はクレジットカード会社の違法な商慣行を主に取り締まっている。

 シティバンクはカード利用者に対し、費用や手数料の表示を偽っていたほか、利用者が受けていないサービスに課金するなどして約700万の口座に被害を及ぼした。

 シティバンクはまた、民事上の罰金としてCFPBと財務省通貨監査局(OCC)にそれぞれ3500万ドルを支払う。

 クレジットカードをめぐる不正慣行については、JPモルガン・チェースが今月に入り、1億3600万ドルを支払うことで合意している。CFPBによると、同局がカード事業の不正慣行でカード会社と合意したのはこれで10件目。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る