石炭火力、再び認めず 中部電計画に環境省

 【共同】環境省は14日、中部電力が愛知県武豊町で計画している石炭火力発電所の建設に対し、環境影響評価(アセスメント)法に基づき、温室効果ガス削減の観点から「是認できない」との意見を経済産業省に提出した。

 「是認できない」との意見を出すのは、山口県宇部市の計画に続き今年2例目。建設を認めてもらうため電力業界は、自主的な削減目標を発表したが、環境省は実効性が伴わない恐れがあり、さらに調整が必要と判断した。石炭火力は二酸化炭素(CO2)排出が特に多く、今後も各地の計画に厳しい意見が予想される。

 望月義夫環境相は記者会見で、石炭火力のCO2排出量をどのように削減するか、目標通りにならない場合にどう対応するかなど「詰めるべき課題がある」と強調。こうした課題が解決するまでは、建設を認めることは困難との認識を示した。

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