安倍談話きょう閣議決定 中韓外交へ影響必至
- 2015年8月13日
- 日本発ニュース
【共同】政府は14日夕の臨時閣議で、戦後70年の安倍晋三首相談話を決定する。首相はその後、官邸で記者会見し、談話を発表する。先の大戦への反省と戦後の平和国家としての歩み、国際貢献への決意を談話の柱とする方針だ。中国や韓国は談話に示される首相の歴史認識を注視しており、今後の首脳外交に影響するのは必至。戦後50年の村山富市首相談話が明記した大戦をめぐる「おわびの気持ち」や「侵略」をどう記述するかが焦点だ。
臨時閣議は午後5時、首相会見は午後6時から行われる予定。首相は会見で自ら談話を読み上げる見通しだ。英訳文も同時に公表される。中国語と韓国語の訳文作成は検討課題とする。
中韓両国は、安倍談話が歴代内閣の歴史認識を引き継ぐかどうかに最も注目している。首相側は、中国から理解を得られれば、9月上旬の日程で検討する訪中に向けた環境整備になると見る。中国は談話に対する国内世論の反応を見極めた上で、首相訪中への立場を明確にする構えだ。
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