米「おわび」評価避ける 中韓の対日批判懸念

 【共同】安倍晋三首相の戦後70年談話をめぐり、米政府が談話を全体として歓迎しながらも、首相が自らの謝罪表明に踏み込まなかった点については評価を避けたことが、複数の米政府当局者の話で19日までに分かった。中国や韓国を刺激して対日批判を助長しないよう配慮したとみられる。

 当局者の一人は「歴代談話を踏襲しており、反省の意向は十分伝わる内容だった。ただ、首相自身のおわびの言葉はなかったので(声明で)触れなかった」と説明した。

 談話で安倍首相は、1995年の村山富市首相談話などを念頭に「わが国は繰り返し、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と述べた。しかし中国政府は首相の「誠実なおわび」をあらためて要求しているほか、首相が自らの謝罪表明を避けたとの批判は海外メディアの間でも上がっている。

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