東証急落、2万円割れ 今年2番目の597円安
- 2015年8月21日
- 日本発ニュース
【共同】世界経済の先行きへの不安が広がり、株式市場を揺さぶっている。21日の日経平均株価の終値は節目の2万円を大きく割り込み急落し、下げ幅は597円と今年2番目の大きさとなった。中国経済が失速するとの懸念や米国の利上げが成長を減速させるとの見方から20日の欧米株価が下落。アジア株にも波及し、世界的に株安が連鎖した。
世界の投資資金がリスクを回避し始め、原油価格の下落基調が続いている。国債など比較的安全とされる投資に向かい、市場関係者は当面は株安傾向が続くと予想する。日米欧に中国、インドなど新興国を加えた20カ国・地域(G20)は9月4、5日、トルコで財務相・中央銀行総裁会議を開き、世界経済の減速への対応策を協議する。
21日の東京株式市場の日経平均株価(225種)終値は前日比597円69銭安の1万9435円83銭となり、約3カ月半ぶりの安値水準で取引を終えた。中国の製造業の景況感を示す指数が悪化したと伝わり、一段安となった。平均株価は21日まで4日続落し、下げ幅の合計は1200円近くに達した。
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