TPP交渉大筋合意 コメや牛豚肉、一部開放

 環太平洋連携協定(TPP)交渉の参加12カ国は5日午前(日本時間5日夜)、ジョージア州アトランタで開かれていた閣僚会合で大筋合意した。

 日本はコメを無関税で輸入する枠の新設や牛・豚肉関税の引き下げなど国内市場を一部開放することになり、農業への打撃が懸念される。政府は影響を最小限に抑えるため、農業強化を目指した対策作りに着手する。

 安倍首相は首相公邸で記者団に「コメ、牛・豚肉、乳製品といった主要品目を中心に関税撤廃の例外をしっかり確保できた」と強調した。甘利明TPP担当相は閣僚会合後、記者団に「TPPは全世界のスタンダードになっていく」と述べた。(共同)

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