事業用電力を代替エネで〜完全移行目指す企業が増加
- 2015年10月7日
- 米国ビジネス
気候変動対策として事業運営に伴うすべての電力需要を再生可能エネルギー発電で賄うことを目指す大手企業が増えている。
ロイター通信によると、ザ・クライメート・グループとCDPの環境2団体が1年前に始めた環境に優しい電気の利用を促進する運動「RE100」の事務局は、参加企業が当初の12社から36社に増加したと発表した。
最初に参加したスウェーデンの家具大手イケア・グループ、スイス再保険会社、英通信大手BTグループなどに加え、今回新たにゴールドマン・サックス、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、ナイキ、プロクター&ギャンブル(P&G)、顧客管理ソフトのセールスフォース、スターバックス、オフィス用家具のスティールケース、金融ボヤ・ファイナンシャル(Voya Financial)、ウォルマートなどが加わった。
これらの企業は、気候変動の緩和を目指して電力供給の100%を風力や太陽光発電など再生可能エネルギー発電に切り替えると公約している。完全シフトを達成する期限の設定は企業によって異なり、ゴールドマンは20年まで、J&Jは50年までの達成を目指しているが、スティールケースはすでに14年に実現している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
米技術大手ら、メキシコでの製造拡大に注力 〜 台湾の技術製品メーカーらに熱心に働きかけ
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
米国内都市圏の住宅所有者らは自然災害に要注意〜異常気象による損害危険の高い地域が明確に
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ドライバーの過半数が「AVは怖い」~AAA調査
-
2024年5月13日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EVへの関心、ますます低下~消費者、メーカーの思惑に反し
-
インフルエンサーとブランドをつなぐプラットフォームで台頭 〜 ショップマイ、1850万ドルを調達
-
シンケイ・システムス、魚の活け締め技法を機械化 〜 完成に接近、鮮魚流通網に革新をもたらす可能性
-
ドキュサイン、インテリジェント契約管理サービスを発表 〜 電子署名ソリューション以外に事業を拡大
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開