GE、省エネ支援の新会社設立〜LED、太陽光事業などを統合
- 2015年10月8日
- 米国ビジネス
ゼネラル・エレクトリック(GE)は7日、企業の省エネを支援する新事業を設立したと発表した。
ニューヨーク・タイムズによると、新会社の名称は「Current(カレント)」で、GEのソーラー、エネルギー貯蔵、電気自動車(EV)の各事業をデータ・分析技術によって統合する。
GEは既に、金融資産の売却を進めて産業部門への特化を進め、天然ガスや風力タービン、油田掘削設備などの発電関連製品販売・サービスで多大な収益を生み出している。
新会社は、照明器具事業GEライティングの社長を務めてきたメアリーローズ・シルベスター氏が経営トップに就任。売上高10億ドルで事業を開始し、2020年までに50億ドルへの拡大を目指す。
GEは、エネルギー消費の状況を分析することによって顧客企業の燃料費を10〜20%削減できると説明している。同社はまた、GEライティングが手掛けてきた商業施設、企業向けのLED事業を新会社に統合する一方、ライティングは消費者向けのLED電球など各種製品の販売を継続する。
GEはこれまで、家電部門など非中核事業の清算を進めてきた。このため投資家の間では、照明器具事業も最終的には売却されるとの見方が出ていた。
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