車の排ガスを排出前に処理〜画期的な新装置の実験が成功

 ユタ州のノバ技術研究所(Nova Institute of Technology=NIT)は、車のエンジンが出すすべての排ガスを大気中に出す前に処理できる画期的な装置の実験に成功した。

 PRニューズワイヤーによると、NITがコリヤー・グループ(Collier Group)、サビコープ(SaviCorp)と技術提携して開発した装置は「コロナ・ディスチャージ・ガス・プラズマ・ディサソシエーション・システム(CDGPDS)」または「CO2ディバイス」と呼ばれる。小型かつ軽量、低コストでエネルギー効率も高く、あらゆる車のエンジンに後付けできるほか、製油所の排気口や焼却炉の煙突など100以上の一般的な用途が考えられるという。

 装置は、高速スイッチ回路の付いた独自のプラズマ発生装置によって、排気システム内のプラズマ室にフラクチャリング・フィールド(分解野)を作り出す仕組み。フラクチャリング・フィールドはCO2や大気汚染物質を分解させるため、排ガスをテールパイプから排出する前に無害化できるという。

 ノバの設立者で装置の発明者でもあるデイビッド・ヤース氏によると、CO2は3つの原子で構成されるほかのガスと異なり構造が非常に安定しているため分解が難しかったが、実験ではプラズマ室内で非線形分離を引き起こすことに成功し、ほぼ100%の確率で分解できたという。

 CO2を含む温室効果ガス(GHG)の生成や排出に関する問題は、過去40年以上にわたって対策が研究されているが、マイクロ波、電子パルス、レーザー、電磁場のほかさまざまな技術を使って分解するこれまでの試みはほとんど成功していない。

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