トルドー氏、課題山積 カナダ、期待先行も

 カナダ総選挙で圧勝し、近く新首相に就任する自由党のトルドー党首は20日、オバマ大統領と電話会談するなど政権移行作業を本格化させた。地球温暖化対策や景気後退への対応など課題は山積。期待先行の面があり、小さな失敗が大きな反動となって跳ね返る恐れがある。

 トルドー氏の自由党は、温室効果ガスを削減する京都議定書から脱退したハーパー首相の環境政策を批判して勝利した。年内には早速、パリで新たな削減枠組みの合意を目指す会議が開かれる。国際社会はトルドー氏が唱えた「変革」の中身に注視している。

 総選挙後初となった20日の記者会見は温暖化の質問から始まったが、トルドー氏は「カナダが明確な声を示せるよう各州と数週間かけて取り組みたい」と述べるにとどめ、具体的な削減目標は示さなかった。(共同)

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