制裁解除で50万バレル増産可能 イラン石油相見通し

 イランのザンギャネ石油相は19日、核問題での欧米など6カ国との最終合意により対イラン制裁が解除されれば、ただちに原油生産量を日量50万バレル増やせるとの見通しを示した。イランメディアが伝えた。同国の最近の生産量は日量約300万バレル。

 ザンギャネ氏は、増産分はイランとすでに取引している国々の需要を賄うことになるとし、石油輸出国機構(OPEC)から増産の許可を得る必要はないと語った。

 イラン指導部は核合意後、反米姿勢を強めているが、ザンギャネ氏はイランの石油市場について「米国にも門戸が開かれている」と述べ、米企業の進出を歓迎する考えを強調した。(共同)

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