クリントン氏、巻き返し 11時間で「強さ」証明

 来年11月の大統領選で民主党有力候補のクリントン前国務長官(67)が22日、下院特別委員会の公聴会で証言した。在任中に起きた米領事館襲撃事件への対応をめぐる共和党側の追及は計11時間に及んだが、決定打に欠き、むしろ民主党の先頭走者の「強さ」を印象付ける結果になった。支持率回復の好機と見るクリントン氏は反転攻勢の構えだ。

 ただ公務に私用メールアドレスを使っていた問題では、情報漏えいがなかったかどうかなど連邦捜査局(FBI)の調査が続いており、不安はくすぶる。

 「あなた方のストーリーと合わず申し訳ないが、私としては事実を語るしかない」「政治やイデオロギーより国の安全を優先するのが指導者だ」(共同)

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