過激派掃討で緊密協力 仏大統領と米国務長官

 ケリー米国務長官は17日、パリのフランス大統領府でオランド大統領と会談、パリ同時多発テロを受け過激派組織「イスラム国」への対応などを協議した。ケリー氏は会談後、記者団に「両国の協力レベルは、かつてなく高い。情報交換を緊密化し、イスラム国への圧力を強化する」と強調した。

 さらに、レバノン、エジプト、トルコなどで起きたテロに言及し「(「イスラム国」の)核心部分を攻撃するため、協力態勢を構築する必要がある」と指摘。世界全体の課題として「イスラム国」掃討へ向けた外交、軍事的な枠組みづくりに意欲を表明した。

 オランド氏は16日の演説で、「イスラム国との戦争」に勝つためには「強力な唯一の連合」を構築する必要があると述べ、オバマ大統領、ロシアのプーチン大統領と近く会談してシリア情勢打開について協議する方針を示している。(共同)

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