解説 FRB、かじ取り難しく 米雇用改善、海外に不安 

 米雇用情勢の順調な改善が確認され、連邦準備制度理事会(FRB)が15~16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切る見通しとなった。市場の関心は今後の利上げペースに移りつつあり、海外景気に不安が残る中で、FRBにはかじ取りの難しい局面が続きそうだ。

 米国の景気拡大を支えているのは、個人消費や企業の設備投資など国内需要だ。雇用改善に伴い、賃金も徐々に上昇している。FRBのイエレン議長は今後も景気は緩やかに拡大し、雇用も増えると予想する。

 一方、海外には不安要因が目立つ。中国をはじめとする新興国の成長は減速し、日本や欧州の景気も心もとない。欧州中央銀行(ECB)は追加金融緩和に踏み切り、日銀も今月の金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持する見通しだ。(共同)

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