合同議会で関係拡大うたう 独仏、協力条約調印50年
- 2013年1月22日
- 世界のニュース
【共同】第1次、第2次大戦で戦火を交えたドイツ、フランスの歴史的和解の礎となった独仏協力条約(エリゼ条約)が22日、調印から50年を迎え、ベルリンで記念式典が行われた。式典にはドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領らが出席。両国の下院もベルリンで特別合同議会を開き、協力関係の一層の拡大をうたった共同声明を採択する。
エリゼ条約は1963年、当時の西ドイツのアデナウアー首相とフランスのドゴール大統領が調印。首脳や外相の定期会談を定めたほか、青少年の交流を活発化させ、かつての敵対関係を劇的に改善、両国は欧州統合のけん引役となった。
下院に当たるドイツの連邦議会とフランスの国民議会は共同声明で「両国の和解、友好は困難な時期でも隣国と建設的な関係を構築する上での手本とされている」と述べ、国際的に高い評価を得てきたと指摘。関係深化のため、新たにエネルギー政策で合同作業チームなどをつくるとした。
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